児童福祉週間に子どもの健康を考えましょう
健康情報
厚生労働省では、子どもや家庭、子どもの健やかな成長について国民全体で考えることを目的に、毎年5月5日の「こどもの日」から1週間を児童福祉週間と定めています。
<令和3年度児童福祉週間標語>あたたかい ことばがつなぐ こころのわ
今、子どもの運動不足が心配です
保育園~小学校が登園自粛になってから、友だちと遊んだり、力いっぱい動き回ることがなくなりました。子どもの運動量が減ることは、おとな以上に体力への影響が心配されます。
子どもの発育量を表す「ゴールデンエイジ」という指標があります。ゴールデンエイジとは、おおよそ9~12歳までの時期を指し、神経細胞が最も速く成長することが、1930年に生物学者Richard E. Scammonによって発表されました。
中でも、プレ・ゴールデンエイジ(5~9歳)は、神経系が一気に発達する時期!子どもにしっかり関わってあげることで、運動能力の基礎が形作られます。いろいろな遊びや運動の中で一緒に楽しみながら大切な時期を過ごしましょう。
下図は「スキャモンの発育曲線」です。どの年代にどんな能力が発達するのかをグラフ化したものです。このグラフを見ると、子どもの神経は5-6歳まで急激に発達し、大人の80%にまで達していることが分かります。
お口の機能の発達もめざましい時期です
あごの発達と成長
健康な歯でよくかんで食べることが、育ち盛りの子どもにはとても大切です。
かみごたえのある食べ物をよく咀しゃくすると、脳の発育を活性化して、口、あごの発育を促し、運動能力や身体のバランスを向上させます。
子どものお口の機能の発育には個性があります
お口に係る心配事には、「おっぱいがうまく吸えない」「好ききらいが多い」「なかなかしゃべらない」などいろいろありますが、発育には子どもそれぞれの個性があります。
子どもたちのお口の心配事は、お口の専門家である歯科医師に相談してみましょう。
お口の発達サポート~こんにちは!ハビルちゃんです(YouTube)~のご紹介
妖精をイメージして生まれた「ハビルちゃん」が、子どものお口の発達についてわかりやすく説明していますので、お子さんと一緒にぜひご覧ください。