9月は健康増進普及月間です ~生活習慣を見直しませんか~

健康情報

厚生労働省では、生活習慣病の特性や運動・食事・禁煙など個人の生活習慣の改善の重要性についての国民一人ひとりの理解を深め、さらにその健康づくりの実践を促進するため食生活改善普及運動とを連携して推進しています。全国的にさまざまな行事が実施されています。

生活習慣病とは

生活習慣病とは、身体活動・運動や食事、喫煙、飲酒、睡眠、ストレスなどの生活習慣が深く関与し、発症の原因となる疾患の総称です。がん、心疾患・脳血管疾患、動脈硬化症、糖尿病、高血圧症、脂質異常症、そして歯周病も生活習慣病とされています。

令和2年度は、「食生活・運動・けんしん・禁煙」がテーマです

資料:スマートライフプロジェクトより https://www.smartlife.mhlw.go.jp/

+バランス 「毎日の食事に主食・主菜・副菜でバランスをプラス

主食はごはんやパン、主菜は魚や肉、副菜は野菜。からだに必要な栄養素を摂るためには、毎日の食事で「主食・主菜・副菜」の3つをそろえて食べることが大切です。料理の組合せやレシピを工夫して、からだを守りましょう。

お口の健康メモ:しっかり噛んで食べる習慣は、唾液の分泌を促進して口腔をきれいに保ち、約20分かけて食事をする習慣は、満腹中枢を刺激して食べすぎの予防になります。

+10分「毎日の、体を動かす時間を10分プラス」

体を動かすこと、それはすべて身体活動。散歩で早歩きをしてみたり、おうちでちょっとストレッチ、積極的に階段を使ったりすることも立派な身体活動です。日々の生活で意識的に体を動かして、からだを守りましょう。

お口の健康メモ:体のバランスを保つために噛みあわせはとても大切です。歯を抜いたまま放置していることで、左右の噛むバランスが崩れていませんか?

+けんしん「定期的に健診と検診をプラス」

“早期には自覚症状がない”という病気は少なくありません。そんなリスクを発見し対処するには、定期的な健診と検診で健康状態をチェック。また、自覚症状がなくても「基礎疾患」にきちんと対処することは、健康寿命を延ばすために重要です。自分の体をよく知ることから、健康習慣を始めましょう。

お口の健康メモ:歯周病は自覚症状のない「サイレントディジーズ」です。毎日の歯みがきなどのセルフケアと定期歯科健診によるプロフェッショナルケアで歯周病を予防しましょう。

+禁煙「健やかな毎日のために禁煙をプラス」

喫煙はがんをはじめ、脳卒中や慢性閉塞性肺疾患(COPD)や糖尿病にもなりやすい。もしも禁煙を継続できれば、様々な病気の予防が期待でき、さらに料理も空気もおいしく感じられると言われています。あなた自身とまわりの大切な人の健康を守るために、禁煙を始めてみませんか。

お口の健康メモ:タバコの有害物質は、まず口腔内に影響します。歯の着色のほか、歯肉・舌の着色のほか、口腔がん(咽頭がん、舌がんなど)の大きな原因になっています。

喫煙は疾患のリスクファクターNO1

厚生労働省の掲げる「健康に本21」によると、タバコの有害物質が、循環器疾患、呼吸器疾患、がんをはじめ、多くの疾患の原因になることがわかっています。

禁煙成功率アップのコツ

まず、禁煙開始日を決める

禁煙開始後に現れる症状を知っておく

吸いたい気持ちを紛らわせる対処法を準備する

「1本だけ」の誘惑に負けない

どうしても喫煙してしまう人は禁煙外来へ

何度も禁煙に失敗する場合や、より効果的にタバコをやめたい場合は、禁煙外来を受診することをお勧めします。禁煙治療は一定の要件を満たしていれば、健康保険などの適用になります。

 

「お口の健康」が健康増進普及月間のテーマになる日は近い?

歯周病は口腔細菌による感染症であり慢性炎症です。そして生活習慣(歯みがき、食事、喫煙など)が歯周病の進行に影響を与えることから、生活習慣病に分類されています。また、虚血性心疾患、糖尿病、呼吸器系疾患、低体重児出産など全身の健康に影響することから、Periodonntal Medicine(ペリオドンタル・メディシン)として歯周病が全身に与える影響について注目されています。

お口の健康は全身の健康の入り口です。生活習慣を見直してお口の健康アップをしましょう

 

 

 

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