9月は健康増進普及月間です 健康アップに向けて何を実践しますか?
健康情報
厚生労働省では、生活習慣病の特性や生活習慣改善の重要性についての国民に理解を深め、さらにその健康づくりの実践を促進するため、9月1日から30日までの1か月間を『健康増進普及月間』と定め全国的に普及啓発活動等のイベントを行っています。あなたの地域情報も検索してみましょう。
生活習慣病を予防するヒント
生活習慣病とは、糖尿病、がん、心臓病、脳卒中等に代表される病気のことで、人口の高齢化とともに増加しています。運動・食事・禁煙などの生活習慣改善への取組みが、生活習慣病の予防および重症化予防に効果があることがわかっています。
■簡単に取り入れられる3つのヒントをご紹介します■
「健康寿命=平均寿命」が目標です
日本では急速に高齢化が進んでいます。平均寿命は世界でもトップクラスですが、健康寿命(健康で自立して生活できる寿命)は追いつかず、男女とも約10年間は病気や要介護で過ごしている現状があります。元気でいきいきと暮らすためには、「+10分の運動」「+食事バランス」「+健診・検診」を実行して心身の衰えを予防することが大切です。
フレイルとオーラルフレイル
フレイルとは、高齢になって心身の働きが弱くなる軽度の衰弱、つまり健康と要介護の中間の状態を呼びます。単に身体の虚弱だけではなく、「社会性」(閉じこもり)や「こころ」(うつ)の虚弱という3つの要素がお互いに影響し合っています。いつまでもいきいきと暮らすためには、このフレイルに早く気づき、改善策を考えることが重要です。
オーラルフレイルとは、しっかり噛めない、うまく飲み込めない、滑舌がよくないなどの口の機能が衰えた状態にことで、フレイルと大きく関わっています。
■オーラルフレイルは身体のプレ・フレイル期にみられます■
一般財団法人日本口腔保健協会冊子「フレイル予防で健康長寿」より