インフルエンザから身を守るために
健康情報
インフルエンザは、インフルエンザウイルスによる感染症です
症状は、38度以上の発熱、頭痛、全身の倦怠感、関節の痛みなどが比較的急速に現れるのが特徴です。あわせて普通の風邪と同じように、のどの痛み、咳などの症状もみられます。
例年12月から3月にかけて流行し、とくに1~2月が流行のピークといわれています。ピークを迎えるこの時期に、正しいインフルエンザ予防をしましょう。
インフルエンザの感染経路
首相官邸ホームページより
インフルエンザにならないために
インフルエンザの予防には、
「うつらない」
「うつさない」
ために、ひとりひとりが対策をとることが大切です。
「うつらない」
外出後の手洗い等
手洗いは、インフルエンザに限らず、接触や飛沫感染による感染症の対策の基本です。
東京都福祉保健局ホームページより
また、利き手に洗い残しが多いため、より入念洗いましょう。
アルコールを含んだ消毒液で手を消毒するのも効果的です。
予防接種を受ける
→発症するリスクを減らし、発症しても重い症状になるのを防ぐ
室内の換気を2~3時間ごとに行う
→新鮮な空気と入れ替え、室内のインフルエンザウイルスを少なくする
部屋の湿度を50%~60%に保つ
→空気が乾燥すると、のどの粘膜の防御機能が低下する
十分な休養とバランスのとれた栄養摂取
→体の抵抗力を高める
「うつさない」
咳やくしゃみが出ているときは、咳エチケットを心がけましょう
・マスクを着用する
・ティッシュやハンカチなどで口や鼻を覆う
・上着の内側や袖で覆う
手でおさえてしまうと、その手で触ったドアノブなど周囲のものにウイルスが付着し、他の人にうつしてしまう可能性があります。手でおさえた場合は、手洗いをしましょう。
正しいマスクの着用方法
首相官邸ホームページより
口腔ケアでインフルエンザ予防
口腔内には様々な細菌がおり、細菌の出す酵素はインフルエンザウイルスを粘膜に侵入しやすくします。口腔内を不潔にしていると、インフルエンザに感染するリスクを高めると言われており、「手洗い」「咳エチケット」などに加えて、口腔ケアにも意識を向けてみてください。
薬用洗口液を使用しましょう
口腔内の75%は舌や咽頭などの粘膜が占めています。歯ブラシやデンタルフロス・歯間ブラシでの歯間部清掃にくわえて、薬用洗口液を使用すると粘膜に付着する細菌も殺菌することができます。歯ブラシ・歯間部清掃の後に10~20㏄を口に含み、口腔内全体にいきわたらせるようにブクブク30秒間ゆすぎましょう。
一般財団法人日本口腔保健協会冊子「口からはじまる全身の健康」より